7月2日
ゴミの街ナポリは奇跡の街
5年ぶりのナポリ。私愛したナポリは変貌していました。基本ナポリはゴミだらけ。日本でもニュースが流れましたが、一度は綺麗にしたそうですが、2度目のごみ問題があったようです。ちゃんとゴミ収集車は来ているようですが、どうにもこうにも手が回らに見ようで、汚く臭いナポリになっていました。サンタルチア湾が大声で鳴いています。こんなナポリには誰も帰りたくはないでしょうね。ナポリを愛する一人のファンとして、寂しさでいっぱいです。
そんなゴミだらけの街に「いるんです!!」。凄いのが!!
この写真では、なかなか伝わらないと思いますが、
とにかく凄かった。
こんなスーツ、ミラノやローマでは絶対にお目にかかれません!!
最上級の最強ナポリスーツです。
一目でわかるナポリ仕立て!!
もちろん肩パッドゼロ!!
芯地もほとんど使われず、
ただ生地だけを一枚羽織ったようなスーツ!!
なのにあのフィット感、そして完璧な立体感!!
さらに羽を着ている様に軽やか!!
どれだけ軽いのだろう?
どれだけ着ていないような着心地なのだろう?
そんな興味がどんどん膨れ上がる最高の一品。
もう完璧!!!!!!!!
ペルフェット!!!!
世界一!!!!!!
ああこんなスーツも作れるようになりたい。
完全に溜め息物でした。
いつもなら呼びとめて写真を撮らせて頂くのですが、
完全に見惚れてしまった私。
ナポリ仕立ての魅力と、奥深さ、味わい、色気、
すべてをこの一着に見せて頂きました。
これがあるから、ゴミだらけの街でも
また来たくなってしまいます。
奇跡の街よ、美しくよみがえれ!!
3月27日
さらなる研究発表!!
オーダーコートの次の研究発表は[GILE]ジレ!!
仕立て屋にとって、一番困難なアイテムとされるのが実はベスト。
イタリアやフランス語でいう「GILE」なのです。
20代半ばから仕立て屋としての勉強を始め、10数年走ってきてようやくGILEと真っ正面からぶつかる時が来ました。もう逃げてはいられません。昨年から水面下で「GILE」の研究の集大成をまとめています。
なぜ、ベストがそれほど難しいのか?
それは、上着なら、肩パッドや型紙のさまざまな箇所での補正によって、いくらでも欠点がカバーできるのです。ズボンですと、もともと市場に(仕立て屋が認めるような)クオリティーの高いズボンが皆無な為、少々のことでは大きなクレームに結びつきません。
しかしベストは、千差万別の体型に対し、肩パッドなどの仕立て屋が武器とする補正アイテムも無く、「皺ひとつなく」作らなくてはいけないのです。
体のゆがみや、肩の角度を計算し、胸のボリューム、肩甲骨の張り、さらにその人その人の足の長さや体型の特質によって、着丈や後ろ丈の最も美しい数値を見抜かなくてはいけません。「身長が何センチだから着丈が何センチ」などという単純なものでは決してないのです。
もちろん市場に出回っている既製品のベストが、ぴったりと合う人なんてほとんど存在しません。
みんな分からないから、そういうものなんだと思って、知らずに体に合っていないベストを気にせずに着ているのです。
今年は、「GILE」を皆さまにお勧めし始めます。
ご期待ください。
追伸:写真は、とりあえず私の体型の集大成である自分用の「GILE」。
ジーンズに合わせられるのがGILEの素敵なところです。
ジーンズ+シャツ+GILE+ネクタイ。
素敵なカフェで美味しいキャラメルラテでも飲みたくなりませんか?
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■同業者の方にむけて。。。
約100kgの巨漢を少しでも細く見せる為に、白の裏地を使いました。白のボタンと合わせることで、全体を品よくまとめることに成功しました。
白のシャツを合わせると表生地の側面が体の横のラインと錯覚して見える為、胴細効果を得ます。肩下がりの角度も、私は2cm右肩下がりなのですが、それもちゃんと補正。あまりビビらずに、思い切って補正する方がビシッ!!っときまります。
大きな胸のボリュームもなんとかおさめました。N点~の距離感ですね。反身補正をしっかり入れて、(突き)もミリ単位で補正。この辺りはイージーオーダーでも、手を抜かずちゃんとやれば有る程度対応できます。
「背中に皺ひとつ無い」やっぱり職人としてはこれにはこだわりたいですよね。
さらに、こだわりの仕立て屋さんの中には、「もうすこし腹癖を取るといいのでは?」との声も聞こえてきそうですが、ここは時代の側面を考えて、あえてそのままにすることでシャープさを優先しました。この辺りはそれぞれの仕立て屋の美意識にゆだねるところでしょう。
仕立て技術者としてのベストの命は、「体型補正」につきますが、やはり特筆すべきは「着丈」と「胸のVゾーン」のバランスでしょう。古くは、着丈設定についてはベルトとの距離や、上着の着丈との逆算設定での割り出し方法を用いるケースが一般的でしたが、現代のように腰履きに代表される股上が浅いズボンが流行する中、その割り出し法はすでに使い物になりません。よって、仕立て屋の採寸時の感性と、補正の技術が物を言う時代ともいえます。腕の見せ所!!というわけです。
ベストスタイルは、紳士的で見ていてもいいものです。
どうか一緒に日本中に「GILE」ジレを増やしましょう!!
1月25日
スーツスタイルを見直すことに。。。
2010年最初のイタリア出張を終えて、今回持ち帰ったことは「スーツスタイル」を見直すということでした。ここ数年ジャケットに視点を置いて調査してまいりましたが、スーツの威力を改めて感じた出張となりました。
スーツスタイルのエレガンテさは、やはりジャケット+スラックスではかなわない領域なのではないかと思ってしまうほど、今回の出張ではスーツ姿の美しさが目立ちました。ネクタイとシャツの組み合わせにプラスして、コートとスカーフの組み合わせも合わせることで無数のエレガンテを演出できるのです。
今回のフィレンツェの展示会「PITTI」で、目を見張るスーツ姿の紳士が私のほうに振り返りました。私は思わず「ケベッラ!!ベッリスィモ!!」と言ってしまいました。なんと美しいスーツ姿なのでしょうか。思わず話しかけ自己紹介させてもらうと、なんと同業者でした。ミラノの仕立て屋さん。納得って感じです。
10年私なりに一生懸命勉強して参りましたが、彼らのレベルに達するには、まだまだ私の道のりは長そうです。こつこつ引き続き勉強して参ります。
謹賀新年 「オーダーコートの発表」

明けましておめでとうございます。さて2010年は、どんな年になるでしょうか。濱田洋服店はイタリアとの連携を強くし、実力をさらにパワーアップさせる勉強の一年とする予定です。しっかりと積み重ねて参ります。
早速ですが、オーダーコートのマシンメイドが完成しました。価格は15万円~となります。カシミア100%の生地を使っても16万円~とリーズナブルに設定することが可能となりました。予約制となりますので、ご興味のある方は是非ご連絡下さいませ。
コートのコンセプトは、「フォーマル+セミカジュアル」。フォーマルなシーンでも、そしてジーンズなシーンでも着用できるという、夢のようなデザインを提案すること。それを可能にしたデザインは、「フロントをチェスターフィールドとし、背をアルスターデザインにすることでした。」すばらしく美しいフォルムで完成させることができました。製作にご協力くださいました職人さんたちに感謝しています。また当店に一つ武器が増えました。
謹賀新年 「オーダーコートの発表」

こちらがコートの背写真です。

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