
サルトの世界とモーダの世界 その2
モーダの世界とは、デザイナーが描く奇跡の物語。おとぎの国なのです。
その物語の登場人物になるためには、いろんな作業が必要となります。体重を落としたり、胸を鍛えて胸板を厚くしたりという作業です。アルマーニのズボンをお直しして、自らのウエストに合わせる。この概念は基本的に間違っています。袖丈ならわかります。着丈なら許せるものもあるでしょう。しかしウエストは別です。努力で可能になるものは、努力で合わせる。それがモーダの世界の基本ルールです。
デザイナーが描く世界の中に入るためには、「この服が着れるようにならなくてはいけませんよ。」というのが基本ルールです。
日本人は、この基本的なルールを知りません。これだけモーダ好きの国民なのに、そのルールを誰も教えてくれないのです。だから、日本人が買うサイズもばらばら、皆自分のウエストサイズに合わせて服を買うので、肩幅などはその人の肩幅のひと回りも、ふた回りも大きな服となってしまうのです。またそれを平気で着てしまえる国なのです。これだけモーダを消費している国なのに、フランスが日本人に感謝しているでしょうか?感謝どころか滑稽な国、ダサイ国民だとさえ見られているではありませんか。
私たちは、洋服の基礎知識を知るべきです。
Masayuki Hamada

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